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井上 智晴

​代表取締役

2013年 沖縄科学技術大学院大学のゴリヤニン研究室

2017年 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 大学発新産業創出プログラム(START)採択

2019年 排水処理ベンチャー設立

2020年 事業開始

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研究の過程を楽しみながら、社会問題を解決を目指す

研究をずっとしていたい起業家

起業しようとは思ってもいなかったですよね。どちらかというと、元々はずっと研究をしていたいタイプです。当時は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から助成を受け、​​発電する菌を使って排水処理をするっていう微生物燃料電池の研究をしていました。

 

その助成期間が終わるタイミングぐらいで、誰がこの研究の事業をやっていくかという話になったときに、紆余曲折もありましたが自分が引き受けることになりました。

 

1年ぐらいは事業をどうするかということよりかは研究を中心にしていましたが、微生物燃料電池に興味がある企業さんとコラボして排水処理の事業が進み始めました。

なので、最初は事業をしていくことに興味がなく、研究をずっと続けたいという思いがありました。

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産業廃棄物の処理問題の解決を目指す

フードロスなどの下水汚泥は下水処理場から出てきます。産業廃棄物の44%が下水汚泥です。特に沖縄県はそういった有機物がたくさん余ってるのもあり、もう燃やすしかない背景と、肥料窒素にカリウム肥料の値段とか資料と魚粉とかの値段ももうすぐ2倍近く上がっており、なんとかしたいと思っています。

 

もう一つは高齢化が進んでいて、廃棄物の処理に負担がかかっています。例えば、昔はおからが出てきたらそれを高齢者女性で養豚とかに食べさせて無駄にしませんでした。ただ養殖者の高齢化が進み、豚も育てられないっていう方たちや、そもそも豚がおからを食べないことが増えています。

 

この余っているおからの使用用途が決まっていないところが沖縄県ではたくさんあり、そうなると燃やすしかありません。負担額がすごく増えるし、環境にも良くない。

 

例えば、豆腐屋さんでしたら、その影響で大豆の値段高騰や、処理の費用が膨れて困っている豆腐屋さんも見受けられます。産業廃棄物問題で困っている人がいるならやっぱり助けたいという想いで今の事業を行っています。

 

世界の人口が増える中で、食料や肥料の価格も高騰している。その中で廃棄物の再生利用をいつかはやらないといけなくなっている。その危機感をもって事業をやっています。

分かるまで追求していく、そこに面白さがある

弊社が扱っている昆虫もバクテリアもわからないことがたくさんあります。分からないことを分かるように追求していくことに面白さを感じています。

 

例えば昆虫が何を食べるか、どうやって食べるかは全然分かっていませんでした。そこが分かると、もっと効率的に食べさせられるのか、など次々と追求できるようになってだんだん面白くなってきます。

 

昆虫を活用している方々はいましたが、繁殖方法までは考えきれていなかった。だから自分たちで繁殖方法を研究していきました。「こうやったらこうなるんだ」というふうに試行錯誤しながら研究して、孵化する理由が分かってくるとだんだん回り出してくる。こういう過程がやっぱり面白いです。

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柔軟な考え方に、自律した働き方を推奨

自分たちで考えて自分たちでやって、みんなで相談しながらやるっていう形で働き方は社員の自主性に任せています。昆虫という生き物を扱っていることもあり、時間に関しては自由ではないですが、みんながやりたいことを優先して仕事をしてもらっています。

 

ただ、自己流で研究するということは推奨はしていません。いろんな論文を調べてそれを参考に実験をしてみる、アレンジを加えて進めていくなど。自己流で進めるとうまく行かないことが多いので、柔軟に進めることが求められます。

 

専門的に何かができるというより、過程を楽しみながら研究を進められる人と一緒に働けると嬉しく思います。

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